床造り(大引きの続き)

前回はアンカー穴を空けるところまで作業しました。
続いて大引きを据えて行こうと思います。

粉塵をきれいに掃除したアンカー穴に、アンカーを入れます。そして打ち込み棒でアンカーを固定してから、寸切りボルトを挿していきます。(ハンマーでアンカーを叩き入れ→打ち込み棒で固定→3枚目の写真の奥に転がっている寸切り回しでボルトを固定→下側のナットを入れる)

アンカー 叩き込み
アンカー 叩き込み
アンカー
アンカー
寸切りボルトの差し込み
寸切りボルトの差し込み

続いて、挿した寸切りボルトの横に大引きを並べて穴あけ位置の墨をします。
ここで早速、1本目の大引きが柱に直撃でしたので丸鋸で切り欠きをしました。考えるてみると柱に当たらない位置まで控えて大引きを据えれば良い事でした!無駄な作業が大好きです。。(笑)

大引きを仮置き
大引きを仮置き
穴あけ位置の確認
穴あけ位置の確認
穴あけ位置の墨付け
穴あけ位置の墨付け
大引きの冶具
大引きの冶具

写真の自作定規を使って、寸切りに当てる事でボルトの中心に線が引けます。そして大引きの幅に対しての中心にも線を引けるように、定規に赤色の線を引いてあります。廃材のベニヤ板で適当に作った物ですが、多くの線を引くのには結構便利でした!!そして墨をした部分にドリルで穴を空けていきます。大引きとは思えない薄い材料です(笑)

大引き 穴あけ
大引き 穴あけ
大引き 切り欠き
大引き 切り欠き
大引き切り欠き
大引き切り欠き

少々切り欠きも雑ですが・・・(笑)素人のやる事ですので許して下さいm(__)m
大引きを入れる前に、忘れず寸切りボルトに座金をセットして、上から大引きをはめ込みます。大体ですが高さを調整するためにレーザーを当てています。

大引き 高さ調整
大引き 高さ調整
大引きナット固定
大引きナット固定

大引きを並べていくとスラブ(コンクリート床)が高い部分がありました。ナットと座金を入れて大引きを置くと、ナットを一番下に下げても高すぎる!ここで写真のように座繰りカッターで裏側を削り何とかナットが入るように確保しました!ナットの高さ分だけで済みましたが、材料を削らないといけない部分が出てこないかドキドキしました・・・他の部屋に床の高さを合わせる必要がありますので仕方ない部分もありますが、始めにある程度の余裕を見る事は大切な事ですねぇ~(笑)

座ぐり
座ぐり
座ぐり
座ぐり

ちょっとした問題はありましたが何とか大引きはすべて並べる事ができました。

大引き
大引き
大引き
大引き
大引き
大引き
大引き
大引き

ここからが大変ですがレーザーを使った高さ調整をしていきます。
勿論、基準となるのは隣の部屋の床(大引きの高さ)です。大引きを持ち上げて、下側をナットをある程度調整します。少し高めに調整してから上のナットを工具で締め付けてレーザーにぴったり合うように調整をしていきますが、これがなかなか骨の折れる作業です。

大引き 高さ調整
大引き 高さ調整
大引きの高さ調整
大引きの高さ調整

すべての高さ調整が終わり、ナットの締め付けも行いパッキンも挟みました。私の安物レーザーが合っていれば、スラブの高さは場所により15mmほど違いがありました。

以前、大工さんにして頂いたリフォームの時にも、下側にナットが入らない場所が数カ所あったようです。私の家は鉄骨造でして、建物の3階部分をリフォームして住居にしているのですが、元々は何もないコンクリートスラブのフロアーでした。そこに部屋を造っていますので、少しでも上がり框の高さを、低くするためにこのような薄い大引きと、ギリギリの高さ調整で作業をしています。本来ならばもっと余裕のある大引きと、高さにする方が良いと、大工さんには勧められましたが、私のこだわりで少々苦労をしております(笑)

大引き 高さ 違い
大引き 高さ 違い
大引き 高さ 違い
大引き 高さ 違い

相変わらずなかなか進みませんが次は根太を施工していきたいと思います。