床造り(根太~捨て張り)

前回は大引きを据え終わりましたので、今回は根太~捨て張りの作業に進んでいきます。

根太の作業については、大引きと交差(垂直方向)に並べますが、根太の上には針葉樹(下地合板)で捨て張りをする予定です。下地合板のサイズは3×6(910mm×1820mm)になります。その合板のジョイント部分には半分ずつの根太が必要になり、45ミリの根太に半分ずつ合板が被さる事になります。以前の画像にもありましたが、前回のリフォーム時に隣の部屋から伸ばしてあった根太があり、その部分を基準に1尺ずつ根太を施工していきます。
隣の部屋から伸びた根太から13尺壁側にずらした根太が、下の写真の1本目になります。惜しくも壁には届かずこのまま合板を張ると6尺目に届きません・・・仕方がない事ですので、このまま根太を施工していきます。

根太
根太

根太のピッチをきれいに揃えるには、どのようなやり方が良いのかわかりませんが、根太と根太の内側にぴったり入る寸法にカットした、バカ棒(定規)のような物を作りました。それを基準にして作業をしようと思いましたが、少しずつズレそうでしたので、上の画像の2本目を基準にして6尺目までは、スケールで測りながらビスを打ちました。また6尺目を念入りに測り、きっちりビス固定してから次は6尺目を基準にスケールを当ててどんどん根太を施工していきました。

根太の完成写真
根太の完成写真
根太の完成写真
根太の完成写真

必死になりすぎて途中の写真撮影を忘れていました(笑)突然飛びましたが、根太の完成です。材料が切れ端が余りましたので、ドアの下部分に補強として入れました。意味があるのか分かりませんがやはりドアの部分は足踏みをするような気がします。気休め程度ですが・・・

ここで寝室の床部分のみに、フクビ製品のフクフォームという発砲スチロールを入れていきます。本来はもっと厚みのあるスタイロフォームなどを入れるのが良いかもしれませんが、フクフォームはコストが安く貧乏人の私には最適でした!ですので採用!!少しでも断熱効果がある事を祈ります(笑)

フクフォーム
フクフォーム
フクフォーム
フクフォーム

この製品は、45mmの根太を1尺ピッチで並べると、2本のスリットが入っておりぴったり間にハマるような大きさになっています。少し縮めて押し込むと落ちない程度にはまるのですが、ここで少し気になる事が・・・年数が経つと木材は痩せますよね?45mmの角材が40mmとは言わなくても、恐らく2~3mmぐらいは細くなるのかなぁ・・・??そしたら左右で4~6mmぐらいは広くなりませんかね??そうすると今は突っ張てる状態でも年数が経つにつれて落ちていくような気がしまして・・・。スタイロなどには、フックのような金物があるようですが、この製品は左右で厚みが違うため、使う事ができませんでした( ;∀;)そこで思いついたのが、根太の側面に小さな釘を打ちそれ以上落ちないようにしました。意味があるのかわかりませんが自己満足の世界です(笑)少し手間ですが釘を打ちながらフクフォームは入れていきます。

フクフォーム
フクフォーム

フクフォームをどんどん入れたいところですが、歩けなくなってしまうので合板を敷きながら作業していきます。合板は壁~5尺目根太の半分までの寸法を測り、カットしていきます。ジョイント部分になる5尺目の根太は真ん中にチョークラインで線を引きました。

下地合板
下地合板
下地合板
下地合板

1列が張り終わり、2列目は切る必要が無いのでテンポ良く進みます。すべての列に最終の張り終いが幅10㎝ほどの合板を入れましたが、本来ならば張り始めを半分ぐらい切って、張り終いにもう少し幅の広い材料がくるようにする方が正しいのかと思います。下のイラストで私がした張り方は緑色です。正しいのがピンク色だと思います。無駄が多く出るのでケチってしまいました!誰も壁際を踏まないだろう!と自分で言い聞かせながら(笑)

捨て張りイラスト
捨て張りイラスト

柱部分などを切り欠きながら張って行きます。以前に大工さんがした捨て張りも見ましたが綺麗でした。私が切り欠くと隙間に指が入りそうです(笑)

捨て張り
捨て張り
捨て張り
捨て張り
捨て張り
捨て張り
捨て張り
捨て張り

何だかんだと時間がかかりましたが、無事に合板もすべて張り終えました。

捨て張り完成
捨て張り完成
捨て張り完成
捨て張り完成
捨て張り完成
捨て張り完成

まだまだ先は長いですが、捨て張りまで完成すると足元が良くなり、作業がすごく楽になります。

次はこの捨て張りの上に間仕切り壁の位置を墨していきたいと思います。
これまでの作業も、これからの作業も良い方法や注意点などがあればアドバイスを頂ければ嬉しいです!